アーティストばかりが表現者のように
言われがちだが、その実「表現」してない人
などどこにも居ないはずである。
「表」に「現」れるから「表現」、
とは上手いこと書いたものだと感心する。
その人の選んだ仕事、服装、趣味嗜好、
身振り手振りに至る一挙手一投足の
全てに於いて、それぞれの個性は完全に
「表現」されているではないか。
ガードマンであれ、料理人であれ、
政治家であれ弁護士であれ、その役割に
身を置いたのは心の現れであり、
その中でどの様に振る舞うのかも又
心の現れである。
病で病床に伏しているのならば、
その姿でさえ "どの様に病に向き合って
いるのか"とその人の心は表現されているのだ。
それゆえに人生そのものがARTであるのだ。
美しいARTには感動を覚える。
美しさとは気の利いたそつのない柔和なもので
はなかろうか。
アーティストの創作物に感激して、
アスファルトにあるマンホールに
感激しないのは、エゴに支配されている
なによりの証拠である。
(エゴ=自我。本来備わっている性格の個性。
生れ育った周囲の環境や情報によって育まれた
記憶からなる無意識的な反応をする心の状態)
エゴを完全に支配下に置き、
悟りの境地 (視点) から物事を見る眼を
持つことができたのなら、
全てが平等で完璧であると理解して、
内と外の境が無く、全てが光り輝いて
見えることであろう。
その人こそ真の人格者であり、
誰もが本来求めて畏敬の念を抱く「愛」
を具現化した表現者であり、
アーティストが目指す「美」を体現した
覚者であるのだ。
その人は注意深くぬかりなくそっとその境地に
忍び寄り、どこにも行かず自らの内にその
ゴールを見出した。
声高に叫ばずむしろ静かに、無声の宣言で
もって全てを語るのだ。
何を言っても言わずともその実表に現れる。
生きていることだけで既に "私" という作品を
世に表現しているのならば、堂々と発表しよう
ではないか。
自信のない作品を個展に出すアーティストなど
どこにもいるはずがないのだから…🙏
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