不機嫌さが周囲にもたらす影響とは
人は他人が嫌がることを平気でするものだ。
例えばそれは虫の居処が悪かったりする場合、
他人のことなどお構いなしで無愛想に
振る舞ったりする。
不機嫌の原因が雨降りなのか、生理なのか、
寝起きなのか、偏頭痛なのか、仕事でミスを
したのか、恋人に浮気されたのか、
過去の事を思い出しているのかは知らないが、
とにかく、虫の居処が悪いのと
不機嫌の原因とは、全く関係のない他人に
横柄な態度をとったりする。
そうしてぞんざいに扱われた方は
訳が分からずに不機嫌な人のことが気にかかり、
余計な注意を払うことになる。
もはやそれはいじめだ。
私は怒るが戦争反対!
いじめとは、相手の注意を奪うエネルギーの
搾取である。
いじめられる事ほど惨めな事はない。
いじめる人ほど愚かな人はいない。
感情の嵐に見舞われてしまったのは
仕方ないかもしれないが、
他人を巻き込む必要はあるのだろか。
"イライラするものは仕方ない" のだろうか。
その人は "私は今兎に角イライラしてるん
だから近寄らないで頂戴" と言わんばかりの
雰囲気を発していたりする。
例えばアナタがイラついている人に横柄に
振る舞われたとして、その相手がどんな立場の
どんな人なら許せるだろうか。
子供か、上司か、親兄弟か、友人か、
隣人か、先生か、社長か、病人か、
お客さんか、取引き相手か、お医者さんか、
独り身の子か、不慮の事故で身内を亡くして
しまった人か、ホームヘルパーさんか、
お坊さんか、牧師さんか…
アナタは普段よく接するその人が、
しょっちゅうそんな態度であったら、
その人のことをどう思うだろうか。
なるべくならその人を避けたいと
そう思わないだろうか。
その人をなるべく避けて済むぐらいなら
まだいいとして、アナタの大事な人が
目の前でそんな扱いを受けているのを
しょっちゅう目のあたりにしたら、
文句の一つでも言いたくなりは
しないだろうか。
まさかとは思うが、アナタがそんな酷い態度を
取っていたりはしていないだろうか…。
アナタが加害者であったとして、
アナタの不機嫌さからくる横柄な態度に
文句を言ってきた人がいたら
一体どうするつもりなのか。
その問題がまず個人間で持ち上がり、
身内に対してそうすることで家庭内に
不和が生じる。
次には家族ぐるみで隣家の態度に腹を立て、
子供のクラスの担任がそんな態度だと
PTAで問題として取り上げ、
政治家の先生は人格者だと盲信的に思い込み、
果てには国家間の争いにまで発展しているのだ
…と言ったら少々大袈裟だろうか。
「私はイラついたら他人を巻き込んで争いの
火種を作るけれども、戦争は反対!」
とでも言うつもりだろうか。
奪い合いからの卒業
私もかつてはそうだったから、イラついている
人なりに理由があるのもよく分かる。
別にイラつくなと言っているのではない。
せめて関係ない人まで巻き込まないように
"気を使いなさい" と言っているのである。
イライラしている嵐の渦中にあってそんな
余裕はないだろうか。
しかしその前に単純に考えてみてほしい…
「アナタがどうでもいいと思って迷惑を
かけているその人のことを、大事に思っている
人もいるのだ」ということを。
アナタがそんな酷い仕打ちを受けたら
アナタの家族はきっと悲しむ。
だからきっと相手も同じだ。
誰にだって心配してくれる家族や仲間や
社会はいるではないか。
往々にして、最も身近にいて
自分より立場が下だと思っている相手に対して
その様な態度になりがちである。
自分の子供、妻、夫、年老いた両親、
ペット、部下、後輩、生徒、お手伝いさん、
下請け業者、コンビニの店員さん…。
私達のような一個人が、
世界の戦争を止める為に出来る事など
極々微力かもしれないが、
少なくとも自分の目の前の現実に
自分から争いを仕掛けるような真似だけは
しないでおこうではないか。
そもそも争う理由というのは
"奪うか守るか" の二つしかない。
結局はみんな自分や自分の大事なものを
護りたい一心で争いをするのだ。
ならばせめて、奪う為に争うような真似は
よそうではないか。
全ての争いの火種は
エネルギーの奪い合いである。
アナタの中に愛が無い時、
不安や怒りや癇癪に苛まれている時、
どうにかして他人から奪おうとしている
そのやり方に気付かなければ、
いつまで経っても、自らの内にあって
常に光輝いている無限のエネルギーに
繋がることは出来ないのだ…🙏
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