イラつく心を愛してる…?
それぞれの性格というのは体型のように
元々の雛形がある。
価値判断や好き嫌い、
盲信的か現実主義か、
利己的か利他的か、
待ち合わせの際に待たせるのはどうも
気になってしまう、
逆に待つくらいなら絶対待たせる、
負けず嫌いか平和主義か、
基本的にポジティブなのかネガティブか。
顔や身体つきを見てみれば、
誰かは必ず誰かに似ている。
性格にプロトタイプがあるように
思えないのは、
それが一見では判断がつかないからであろう。
社会人たるもの、表面的な付き合いの場では
本音を隠して接するのが大人のマナーの
ようであるから、初対面で性格を見抜くの
難しい。
些細な事でカチンと来ることは誰にでも
あるだろう。
それはどんな立場の人であっても経験した事の
ある地獄の様な風景だ。
あなたにそんな気はなくとも、側から見てれば
そう見えるのだ。
心にとっての嵐は、身体にとっての災害だ。
その感情が、決して心地良いものではないと
理屈の上でも気持ちの上でも
よく分かっているつもりではあるが、
幼い頃から慣れ親しんで、無意識のうちに
選択してきたその反応の仕方は、
これまで特に、改善の余地を感じなかった為に
放置され、ゆえに粗野な形のままなのである。
ほんの些細な事にイラついて大人気ないのは
分かっている。
しかしイラつくものは仕方がない。
態度に出るのも仕方がない。
周りのことは関係ない。
とにかく私はイラついている…。
多くの人は、そんな気持ちの悪い感情を
むしろ愛してるのではなかろうか。
そんなにイラついてばかりいて
そんなに楽しいのか、とすら思える。
"そうなるのだから仕方がない" のだろうか。
凶暴なペットを外に連れて歩くのならば、
首輪くらいはしておくべきだ。
自分で生み出す地獄
子供であろうが、新入社員であろうが、
ペットであろうが、自分の心であろうが、
躾られてないことほど無様なことはない。
躾とは改善のことであり、
それは注意することであり、
意識させることであり、否定であり、
痛みであり、それは角を削って丸くなる
ことなのだ。
人間が丸くなるとはそういうこと。
体調のせいもあるだろう、
食事の影響もあるだろう。
確かに相手や状況が悪いのかもしれないし、
イラつく方が悪いとばかりに言う気もないが、
昔に比べて穏やかになった
私の反応の仕方を見るからに、
やはり原因は自分自身の反応の仕方に
あるようだ。
どんなに成功した人物であれ、些細な事で
イラついている時は不幸である。
どんなに貧しい生活をしている人だって
穏やかであれば幸せである。
さて裕福なあなたは天国と地獄の
どちらに住みたいのだろうか。
神からのメッセージは感情を通じて行われ、
喜び、慈しみ、心地良さといった
ポジティブな感情は、やっていい事、
是非やるべき事、
正しい選択をしているという指針であるのだ。
真逆は地獄だ、言うに及ばず。
悪魔が影からこちらを見ている。
イラつく克服する
ではイラつく感情を克服するために
自己啓発本の類にはなんて書いてあるだろう…
うーむ、なるほど。
"ポジティブに考えなさい" 的なことか。
様々なやり方を批判する気はあまりないが、
"ポジティブに考える" という習慣は
改善の余地を逃しかねなかったりもする。
例えば、失礼な態度のホテルサービスに対して
ポジティブに考えて相手を注意しないので
あれば、相手は否定されないがゆえに
過ちだと気づけないではないか。
相手の愚かなやり方に対して
許してはいけない事もあるのだ。
また、ポジティブな言葉によって
イラつく事は収まるかもしれないが、
言葉によって形作られたエゴは、
また別のエゴを育んでいるのだということを
知っておくべきだ。
では私はどうしているのかというと、
感情を一段上の俯瞰した視点から眺めている。
"イラッ" とした瞬間をつぶさに捉え、
ただただ黙してそれを観ている。
"ヘェ〜"と言った感じで意見も言わず、
ただただその感情を認識している。
例えばその沈黙とは、1…2…3…と数える
その数の隙間にある沈黙を
じっと眺めるだけでいい。
只管打坐とはそのことだ。
沈黙の眺め方に関する記事
「瞑想の実践法を紹介」…その3. 思考に向き合う - 求道者は黙して嘘をつく…
只管打坐に関する記事
「瞑想の実践法を紹介」…その6. 只管打坐 - 求道者は黙して嘘をつく…
ネガティブな感情に誘発されて
ネガティブな思考は展開する。
逆もまた然り。
その思考はまた感情に油を注ぎ、
そのスパイラルは
あなたがこれまでしてきた程度の長さで
しばらく続いていく。
ネガティブな感情が起こったのは
これまで通りの反応なのだから仕方がない。
脳はあなた好みのお馴染みのメニューを携えて
役目を果たしただけなのだ。
無心で観ていれば感情は収まる。
無心とは意識が現前している状態であり、
それは知恵の光なのだ。
白日の元に晒されたエゴはその暗い影を失い、
行き場をなくして消滅する。
意識 = 気 = エネルギー = 真理 = 知恵 = 覚醒 =
美 = 愛 = 光 = 神の一部
その時あなたは自らの本質である
エネルギーによってエゴを超越したのだ。
そこに新たなるものは何もなく、
本来あなたが持っている愛が
姿を見せただけでなのある…✍️
⬇︎求道作家のこだわりオーガニックど田舎生活…毎夜更新中⬇︎
https://sensan.gudosha.space/
#知恵の光 #エゴを超越
#平和主義 #プロトタイプ
#無心 #粗野な形
#ネガティブな感情 #自己啓発本
#ポジティブに考える #真逆は地獄
#神からのメッセージ #正しい選択
#天国と地獄 #逆も又然り