不安症
私は昔から不安ばかりが的中してしまう。
あまりにも的中するので、逆にこの才能を
生かせないものかと真剣に考えたことも
あったが、なんだかもの凄く気分が悪くなって
しまったのでやめてしまった。
私の慢性的な体調不良の原因はハッキリと
分からない、とお医者さんに言われたことが
ある。
その時は夏休みで、母は中学生の私を連れて
人間ドックを受けさせてくれた。
また、私は昔から占いの類が好きで、
友達と占いの館に行って人気占い師さんの
順番を一時間並んで待ってみたり、
電車で2時間かけて「奥多摩の父」なんて
呼ばれているお爺さんの所を訪ねたりもした。
ある日、これまで視てもらった占い師さんの
意見をまとめた占いメモを開いてみると、
質問の内容は大体体調に関するもの
ばかりで、その答えは大体「否定的に考えすぎ
ないように」と書いてあった。
そしてその帰り道では大体「はぁ〜、私って
ダメだなぁ…」と考えるのである。
不安症からの解放
しかし、そんな暗い運命にも大学時代から
始めたピラティスのお陰で光明が差してきた。
始めた頃はなんの変化もなかったから、
彼に嫌われたくない一心で続けていたが、
ピラティスを始めて半年後には、これまで
乱れに乱れていた生理の周期が安定して
きたのだ。
それと同時に慢性的な体調不良から解放され、
身体に力が漲ってきたように感じる。
ピラティスは何がそんなに良かったのだろう、
と考えてみると、きっとマインドフルネス
という考え方にあると思う。
これまで占い師さんに言われ続けてきた、
「否定的に考えすぎないように」という言葉が
妙に府に落ちたのだ。
ヨガの静止する動きに比べて、常に動き続ける
ピラティスは私に合っていたようだ。
昔から部屋でネガティブに考える時は、
体育座りで膝を抱えてジッとしていたから、
ジッとしているとついついネガティブに考えて
しまうのだ。
ピラティスの最中に呼吸と身体の部分に意識を
向けている時は、ネガティブな考え方に
囚われていないのだ、と気付いた時には衝撃的
だった。
その時は、私はこれまで多くの時間を費やして
なんてバカなことをしてきたのかと涙が
出てきて、小一時間は泣き続けた。
こんなにも出るのかというほどに涙と鼻水は
出続け、鼻のかみすぎで真っ赤になって
しまった。
それでもなんだかこれまでのネガティブな
感情が全て洗い流された気がして、
生まれ変わったような心地良さを感じたのだ。
そしてその瞬間にふと思ったのは、
もしかして体調には食生活よりも心の影響の
ほうが関係してるのでは、
ということであった…✍️
…続く
求道作家のこだわりオーガニックど田舎生活…毎夜更新中
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