​​求道者は黙して嘘をつく​…

「真理は "今ここ" 無心にあり!」無心から世間を眺める一風変わった賢者の視点をARTな写真と共に洞察していきます。

「inori-ya」…3話*田舎の暮らしと感謝の気持ち

 

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ドロップアウト

 

仕事を引退すると決めてから、

クライアントに挨拶回りをして従業員を紹介し

会社の荷物の整理や引越し作業、

残っていた残務処理に引き継ぎなど、

本当に目まぐるしい展開であった。

 

 

私は最後の力を振り絞るようにして

それらのタスクをこなし、身体は相変わらず

疲れていたが、終わりが見えていると不思議と

気楽なものである。

 

 

同時に妻と二人で青森の転居先にも下見に

行ったりして、新たな生活に対してワクワク

する気持ちもあったから、余計に楽だったの

かもしれない。

 

 

それら一連の流れは驚くほどスムーズに進み、

「そのタイミングでやっていい事は

トントン拍子で進んでいく」

という我が座右の銘の一つに当てはまって

いるので、きっとこれは良い展開なんだと

思っていた。

 

 

お金の心配がなかったわけではないが、

思いのほか貯金は溜まっていたし、

会社としての借金はなかったので、

青森で質素に暮らしていれば、数年間は貯金で

生活出来そうだった。

 

 

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夢の田舎暮らし

 

全てを順調に終え、青森の別荘地へと

引っ越して来たのは丁度春先の頃であった。

 

道路脇にはまだ雪が残る季節で、東京とは

別世界のような大自然、気温の違い、

人気のなさなど、全てが新鮮だった。

 

 

大都会東京で、中小企業の若手社長が

謳歌する程度の遊びに興じてきた私は、

田舎暮らしでは刺激が少ないかと

思っていたが、

実際住んでみるとそんな事もなかった。

 

 

むしろ大自然の雄大な環境と、仕事の電話が

鳴らない静かな日常風景が、多忙を極めていた

私達夫婦の心身を癒してくれた。

 

 

青森でも特に山奥の方に引っ越したので、

車の音もしない澄んだ空気、日々刻々と

変化する自然の景色、鳥の声、雨上がりの虹、

携帯のアラームで起きなくてもいい暮らしは

本当に気分が楽であった。

 

 

自然をゆっくりと眺めながらのんびり

散歩したのは何年ぶりだっただろうか…。

 

 

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気持ちのゆとりが感謝を生む

 

今になって思うが、身も心もゆとりがないと

感謝する気持ちには中々なれないのでは

ないだろうか。

 

 

「祈り屋」を始めて20年が経ったが、

お祈りとは、一般的に何かを懇願する行為で

あるが、その前に感謝の気持ちが大事だと

私は思う。

 

 

もちろん "願望を願う為に" お祈りを

依頼してくる人もいるが、私のところは

そうではない。

 

まずは "すでに在る" 物事に感謝するべきだと

私は考えるのだ。

「ください、ください」とばかり言って、

実際に手に入ったら感謝もしないで

また次をねだるなんて

筋が通ってない気がするのだ。

 

 

社長として働いていた頃はとにかく

忙しかったから、

仕事の受注の電話が鬱陶しく思えたことも

あった。

特に繁忙期になると、わざと電話に出ない

こともあった。

 

 

仕事の受注は半分は私が直接携帯電話で

受けていたから、電話が鳴りすぎると

うるさいと思うし、鳴らないと不安に思ったり

もしていた。

 

人間とは本当に我がままだと思う…

少なくとも昔の私はそうであった。

仕事があったらあったで仕事を選び、

なきゃないでなんでもいいからくれと言う。

 

 

 

山奥に引越してきてしばらくは携帯電話を

気にする癖が抜けなかったが、

慣れてくると着信音すらOFFにするように

なっていた。

 

 

そしてそれから数ヶ月には、長年の夢であった

憧れの出家に踏み切ったのである…🙏

 

 

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求道作家のこだわりオーガニックど田舎生活…毎夜更新中
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