​​求道者は黙して嘘をつく​…

「真理は "今ここ" 無心にあり!」無心から世間を眺める一風変わった賢者の視点をARTな写真と共に洞察していきます。

「inori-ya」…13話*人生万事塞翁が馬

 

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入院生活

 

救急車で病院へ運ばれた私は、諸々の検査や

療養の為、それから一週間程入院した。

 

 

妻も青森からやってきて、近くのホテルに

泊まって毎日お見舞いに来てくれた。

そこでこれまでの半年の旅の事を語る私の姿が

"生き生きしてる" と言って、安心したようだ。

 

 

トラックの運転手さんもお見舞いに来てくれ

たのだが、その運転手さんが仕事で来れな

かった数日はご家族の方がわざわざ面会に

いらしてくれた。

 

 

運転手さんのお父さん、お母さん、奥さん、

会社の方など、毎回手土産を持って来てくれ、

病室も個室にしてくれ、殺風景だからと言って

豪華な花まで持って来てくれた。

 

 

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まさかのキャリア

 

"随分律儀なご家族だなぁ…" と妻と感心して

いると、何やらお父さんの方は

全日本トラック連合会の会長職をもう何年も

務めているのだと言う。

 

 

しかも、実家は兵庫県にある

大きな神社らしく、

"三男坊なのでこの仕事をしているんです"

と言っていた。

 

 

当然の事ながら私の旅の経緯を話すと、

大いに感心してくれて、

"協力出来ることはなんでもしますので

​​遠慮なく仰ってください"

とまで言ってくれた。

 

 

私が入院している一週間のうちに、

新しい自転車を…いや、自転車と言うには

良すぎる程のロードバイクを用意してくれた。

 

 

ロードバイクだけじゃなく、

新しいヘルメット、反射ジャケット、テント、

寝袋、自転車用シューズ、雨具、ロード服に

至るまで、どれも決して安くはないであろう

良い物ばかりであった。

 

 

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そのうえ、商品券に慰謝料まで払ってくれると

言って頂いたが、"そこまでして頂くわけには

いきません" と言って、慰謝料だけはようやく

断る事が出来た。

 

 

ご家族の方々とは本当に気が合って、

素直になんでも喋る事が出来た。

面会と言って2〜3時間はずっと一緒にお喋りを

していた。

 

 

人生万事塞翁が馬

 

退院の日には家族の方総出で見送りに

来て頂き、事故の起きた所まで車で送って

もらい、自転車には以前よりも立派な

「日本全国自転車一周 神社祈願中 (株)祈り屋」

ののぼり旗もつけてくれた。

 

 

兵庫県へはまだ行ってなかったので、

会長さんの実家である神社にも寄っていく

事にした。

"寄る際は必ず連絡して下さい" と言って頂いた

ので、そうする事にした。

 

 

気の利く妻は、この一週間で新しい糠床を

作ってくれていた。

 

 

いざ再スタートを切ると、

こんなにも違うのかと思う程にロードバイクは

こぎやすく、走りやすく、腕・肩・足腰の

負担も以前の自転車とは比べ物にならない程

楽チンであった。

 

 

​​大した怪我もなくゆっくり休めた​​事だし、

​​"全て保険で支払えましたから​​遠慮しないで

下さい" ​​と運転手さんは言っていたので、

​​今回の事故は悪い出来事というよりも

​​むしろ良い事にしかならなかった気がする。

 

 

そして良い出来事はそれだけにとどまらず、

それから先の「(株)祈り屋」としての幸運にも

繋がっていくのである…🙏

 

 

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求道作家のこだわりオーガニックど田舎生活…毎夜更新中
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